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冷え症

子宮筋腫 や 子宮内膜症 は、かんぽう×美 的には「タコ」と同じ??

この記事の所要時間: 338

子宮筋腫とは?

 

軽症まで合わせると、実に女性の4人に1人(20~30%)が罹るといわれている『子宮筋腫』。

『腫瘍』と聞くと怖いイメージを持つと思いますが、子宮筋腫は『良性腫瘍』といって 子宮の筋肉が異常増殖した ‘こぶ’ のようなものであり、癌化することは ほとんどありません。
(特殊な例で、子宮筋肉腫という悪性腫瘍を子宮筋腫と誤診したことで、一見、子宮筋腫が癌化したように思ってしまうケースなどが考えられますが、専門医ではない筆者の研修医レベル?なイメージでは、ほぼ100%癌化することは無いという認識です。)

 

筋腫の発生した子宮の場所、大きさ や 数、増大する進行度合などにより、症状が全く出ない人も多い一方で、貧血(過多月経)強い月経痛不妊症、また、他の臓器を圧迫することで 頻尿便秘などの症状が出現することもあります。

 

 

子宮内膜症とは?

 

同様に、女性の7~8人に1人(10~15%)に存在しているといわれている『子宮内膜症』。

一言で言えば、「子宮の内側にだけ存在している『子宮内膜』という組織が、子宮の内側以外の場所にも できる病気」であり、子宮筋腫と同様、これだけで命に関わるような病気ではないです。

主な症状は、疼痛不妊症で、病気の進行度と疼痛の程度には関連は少ないとされています。

 

 

子宮筋腫と子宮内膜症の共通点

 

両者とも、性成熟期(20~50歳代)に増大/重い症状が出現し、閉経後に縮小/症状消失といった傾向があるため、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが増大に関与していると言われています。

また、もう一つの共通点としては、両者とも原因が分からないということです。

 

 

両者の原因を考える

 

子宮筋腫も子宮内膜症も、その原因について、様々なサイトで「ホルモンバランスの変化によるもの」とか「先天性(生まれつき)」というような説が挙げられていますが、『かんぽう×美』的には、「血流障害説」を唱えていきたいと考えています。結論が先になってしまいますが、その根拠としては、漢方治療により症状の改善が認められた患者さんが多くいるからです。

 

 

みなさんは、足に『タコ』や『魚の目』ができたことはないですか?

あるいは、野球少年がバッドを握りすぎて 手の平に『マメ』ができたり、よく書き物をする人の指に『ペンダコ』ができたり・・・といったことを聞いたことありますよね?

 

ヒトの身体は、長時間の圧迫や摩擦が ある特定の部位に繰り返し起こると、皮膚を守るための防衛反応が働き、皮膚が角質化して硬くなります。

つまり、『足の裏のタコ/魚の目』も『手の平のマメ』も『ペンダコ』も みな 皮膚のダメージ をブロックしているつもりが、逆に嫌な症状を引き起こしているのです。(というか、これ以上 悪化させないようにしていると考えた方がいいかもしれませんね。)

 

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では、その 皮膚のダメージ って、どうやって感じるのかと言うと・・・。それは、もちろん「血流が悪くなった時」に他なりません。

 

「慢性的に血流が悪い部位の皮膚や組織が、本来あるべき姿では無い 別の組織に変わっている。」

 

こう考えた時、子宮筋腫や子宮内膜症の発生原因も また 血流障害と考えられます。

つまり、極論を言えば、「子宮筋腫 も 子宮内膜症 も イボ や タコ と同じ」と捉え、子宮の血流を改善させる漢方薬を処方することで非常に良い治療成績を得る事ができます。

 

 

『血流障害』=『冷え症』ですから、子宮の冷えが原因で病気が発症したと考えるのは、いたって自然な考えだし、ということは、子宮筋腫 も 子宮内膜症 も予防することができるはずです。

 

それだけ、「冷えは万病の元」なのです。(ご注意ください。)

 

 

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