身体の中で一番熱いものって何?(これを知れば健康になれます!)
お湯が流れている配管は触ると熱い
実は、我々の身体の中で一番熱いものは『血液』です。
(血液が流れているから筋肉や内臓が温かいのです。)
お風呂などにある熱湯の配管を触ると熱いですよね?
ここで、血液 → 熱湯、 血管 → お湯の配管 に例えると、頚部や腋の下、ソケイ部といった常に多くの血液が流れている部分は触ると温かく、手の甲や腹部、太もも~足先など血流が良くない部分は触ると冷たいのです。
つまり、【身体が冷えている部分】=【血流が悪い部分】=【血液内の酸素や栄養がもらえにくい部分】 であり、特に下半身の筋肉は冷えやすく、 酸素や栄養がもらえにくいので、上半身の筋肉よりも疲れ、つりやすくなります。
どうして のぼせるの?
以前、我々の心臓は上半身にあるので下半身の血流は重力や血液自体の重さが掛かり心臓に戻りにくいと投稿しました。(※詳細は本文終了後のリンクを参照)
つまり、下半身よりも上半身に血液が流れやすいため上半身が熱くなり下半身が冷え易くなっています。
そして、寒い場所から温かい場所に入った時や、アルコールや熱い物を口にした時などは、身体が急に温められることで全身の血管が拡がり、とくに 上半身で、拡張した顔や頭などの毛細血管に血液が流れ込み、顔が紅くなったり、頭から大量の汗が出たりといった のぼせの症状が出ます。
例えるならば、開店セール前のデパートの入口に多くの人だかり(血液)が集まっていて、開店時の扉(顔や頭の毛細血管)が少し開いた途端に人(血液)がなだれ込む状況に似ていませんか?
ちなみに、緊張している時も 顔が紅くなって のぼせることがありますが、これは、交感神経の働きにより全身の血管が収縮してしまった結果、(緊張する前よりも)上半身の血流が多くなったためです。
こちらは、土砂崩れなどで川の流れが変わり、水かさ(血液)が増し、ある程度の量を越えてしまったときに、周囲(顔や頭の毛細血管)に水(血液)が氾濫している状況をイメージすると分かり易いのではないでしょうか?
のぼせた時に冷たい物を飲むと・・・
例えば、サウナから出た時のように身体が暑いと感じた時、冷たい飲み物が欲しくなりませんか?
『身体の中で一番熱い血液』がサウナによって もっと温められた時に冷たい物を飲んでしまうと・・・
①下半身が急激に冷やされ血管が収縮されます。
②そのため、上半身に『もっと温められた血液』が多く流れ込み、のぼせてしまい大量の汗が出やすくなります。
サウナから出た時に 冷えたビールを飲んで汗をかくと「身体が温まったな~」と思うかもしれませんが、実は、知らず知らずに のぼせの症状を進めてしまっているのです。
みなさん ご注意を!(ほどほどに・・・)
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