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かんぽう

もしも我々がロボットだったら・・・!?

この記事の所要時間: 34

人間とロボットの違い

 

今回の内容は、一見、現実離れしているように感じるかもしれませんが、筆者は割と大真面目ですので、どうか最後までお付き合いください。(笑)

 

人間とロボットの決定的な違いは、生き物か機械(人工物)かです。

もし我々の身体が鉄で出来ているとすると、生身の身体よりも強靭なので便利でしょうね。(←?)

しかし、鉄は いったん傷がついてしまうと、そこから錆びて脆くなるし、(傷つかなくても)いずれ老朽化するので、定期的にメンテナンスする必要があり、もし交換パーツが手に入らなかったら一大事になるので、替えのパーツは何個かキープしておかなければならないし、すべてのパーツを保管しておくのは大変なことになるでしょう。

 

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一方、現実的に考えると、我々人間の身体は、生まれる前(受精卵の頃)から死ぬ直前まで、毎日毎日 細胞分裂によって新しい細胞を作り出しています。(ロボットでいうところの、腕や足の部分といった交換パーツの元になる物質に相当するのが『細胞』です。)

我々の身体を形成している細胞は、新鮮であれば新鮮であるほど健康に活動することができるので、バイ菌などの侵入により傷つけられた細胞や古くなった細胞は直ちに壊され、新しい細胞に交換されています。

 

ちなみに、大人と子供の1個1個の細胞の大きさを比べると、ほとんど差がありません。ということは、大人と子供の体格の差は細胞の個数の差と言えます。つまり、細胞数が豊富な大人の方が、個々の細胞のダメージに強い = 体力がある と言えます。

 

 

 

細胞分裂を『かんぽう×美』的に見ると・・・

 

細胞分裂のしくみは複雑で難しい割に、理解したとしても それほど重要では無いので省略しますが、『かんぽう×美』的に見ると・・・

 

我々の『細胞』は、体内のいたるところにある【細胞製造工場】で作られていると仮定します。

一般的に工場は、そこに配備されている機械が最新式であればあるほど生産能力が上がるものです。だから、【細胞製造工場】が最新式 = 年齢が若い ほど細胞が多く生産されます。

また、高性能の機械ほど『ならし運転』が必要で、例えば車も1000kmくらい走行したあたりから馴染んできて、3000~4000kmくらいが一番良い走りをするものです。

つまり、【細胞製造工場】が一番乗りに乗って稼働するのは生後まもなくではなく、10代~30代ごろなのです。

 

その後、残念ながら【細胞製造工場】はピークを過ぎると老朽化していくので、細胞の生産能力も落ちていきます。それが『老い』です。

しかし、この時、例えば車なら定期的にオイル交換したり、ススやホコリを掃除したりするなど、きちんと手入れをしていれば何十年経っても、何万km走っても壊れないでしょう。

この時、【定期的なメンテナンス】に相当するのが、暴飲暴食を避けて十分栄養を摂り、適度に疲労を取り除くためによく眠る、といった行動に相当します。

 

そして、『漢方薬を服用する』という行為も また 【定期的なメンテナンス】の効力を上げるのには持ってこいです!

 

今回の【細胞製造工場】の話は、癌のメカニズムや冷え症などの血流障害に関する話でも『かんぽう×美』的には重要になってくる内容ですので、頭の隅っこにでも置いておいてください。

 

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