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食中毒

おにぎりには免疫力がない!? 食中毒にならないための2つの行動

この記事の所要時間: 34

おにぎり vs 黄色ブドウ球菌

 

黄色ブドウ球菌って聞いたことありますか?

 

この細菌は、健康な人の鼻腔内や咽頭、皮膚 などに常在している弱い菌です。

我々には免疫力があるので、ある程度の黄色ブドウ球菌が体に侵入してきても、症状が出る前にやっつける事ができます。
(やっつけても、やっつけても、そこらじゅうにいるので、消滅することはないですが。)

 

しかし、みなさんが小さい頃、素手で握って何時間か経過した おにぎりを食べてたら下痢をした・・・などという経験はありませんか?

 

それは、手に常在していた黄色ブドウ球菌が、おにぎりの中で猛烈な勢いで増殖したからです。

 

おにぎり に限らず、食材(特に生もの)に細菌がつきやすいのは、食材には免疫力が無いからです。
(そういう意味では、細菌にとって、食材は、楽園かもしれませんね。)

 

しかし、我々の身体も 一度に たくさんの細菌が侵入してきたら、ちょっと厄介です。

 

例えば、日ごろは数人の警官で守られている平和な街に、急に数十人の凶悪犯が やってきて暴れまわったら、治安が守られない恐れがありませんか?

この時の、
『平和な街』=『我々の身体の中』
『警官』=『抗体などの免疫細胞』
『凶悪犯』=『黄色ブドウ球菌』

と当てはめると、

その街の治安が悪化する ということは、(下痢・腹痛・嘔吐などの)身体に悪い変化が生じた状態ということです。

 

余談ですが、この例えで言うと、
あらかじめ、警官の数を増やしておくということは、差し詰め、インフルエンザなどのワクチンを接種する行為というところでしょうか?

 

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大切なのは、免疫力

 

夏になると、よく発生する食中毒。

夏の暑さが 細菌が繁殖しやすい温度を保っているから、食べ物がすぐに いたみ易くなるのです。

(加熱処理した食べ物も、保存が悪ければ、細菌が繁殖してしまいます。)

 

そして、最近、幼稚園や小学校、老人施設などでの集団食中毒の発生が問題視されていますが、これには、小児や高齢者が、10代~30代の若者と比べ、体力・免疫力が低いことも影響しています。

 

体力のある人が、素手で握って放置していた おにぎりを食べて問題が無くても、免疫力が低下している方は重篤な症状をもたらすかもしれません。

 

大切なのは、自己免疫力。

 

細菌による食中毒なら、抗生物質でやっつける方法も大事ですが、一番は、自己免疫力の向上(予防)です。

そして、自己免疫力を増やすためには、良く食べて、良く寝ることが重要です。

 

①良く食べる → 免疫細胞の材料が体内に入る

②良く寝る → 免疫細胞を作る工場が元気に稼働しやすくなる

 

東洋医学は、この点を最重要視します。

 

①お腹が空いてもいないのに、無理やり食べたら胃に負担が掛かるし、

②寝たくもないのに無理やり寝ても疲れは取れにくいです。

 

漢方薬を服用して胃や肝臓の血流が良くなり

 

①お腹がすいたら、「食べる」

②眠くなったら、「寝る」

 

これが、何よりも健康維持への近道です。

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