赤ちゃんは何故不規則な生活なのか？

 

当たり前の話ですが、生まれて間もない赤ちゃんは私たちと比べて体力が全く無いです。

体力が無いから長時間寝ることもできないし、胃も未熟だから一回で食べられる量も少ない。

このような状態から体力を増やすためには、『ちょこっと寝て ちょこっと食べる』生活を繰り返すしかありません。

私たちから見ると不規則で効率が悪そうに見えますが、体力が全く無い赤ちゃんにとって、これが一番効率の良い生活なのです。

 

赤ちゃんが成長すると・・・

 

成長して2～3歳になると、もっと効率の良い生活ができるようになります。

すなわち、

食事は『朝ごはん』・『昼ごはん』・『おやつ』を挟んで・『夜ごはん』

睡眠は『夜寝』プラス『昼寝』

という生活です。

 

我々と比べると（体力が無いから）一食多くて寝る時間も長いですが、生まれたての赤ちゃんと比べると（体力がついて）規則正しい生活ができるようになったのです。

 

 

そして、もっと成長して小学生～中学生になると、『おやつ』を食べず『昼寝』もしなくなり、高校生～大学生になると、体力が豊富なので短時間の睡眠でも疲れが取れるし、一回の食事で たくさんの食べ物が摂れるし、激しい運動が出来て効率良く体力をつけることが出来るので、少々『朝ごはん』を食べなくても『徹夜』しても元気に生活できます。

 

このように、我々は今現在の体力に合わせた生活をし、今現在の体力に合った『体力の増やし方』をしていると言えます。

 

 

もっと年齢を重ねると・・・

 

人は10代後半～30代前半くらいをピークに体力が低下していきます。

若い頃、体力が豊富にあった人も、40代にさしかかると、今まで簡単に出来ていたことが出来にくくなりますが、『気力』でカバーして無理な生活をしてしまいがちになります。

もし、あなたが20代～30代だとしても、仕事や色々なストレスで無理な生活をしていたら、体力は もちろん３歳児よりもありますが、動く量も３歳児と比較できないくらい多すぎるから、トータルの体力（疲労度）は３歳児と同じバランスかもしれません。

つまり、少々オーバーに言うと、あなたの今現在の体力状態は３歳児と同じかもしれないので、無理やり規則正しい生活をしようとするのは、３歳児に高校生と同じ生活をさせるようなものかもしれないのです。

 

「今寝ると夜寝れなくなっちゃうから我慢しよう。」とか

「今食べちゃうと ごはんの時に食べられなくなるから我慢しよう。」

というのは、体力が無い人・疲れている人には おススメできません。

 

気力で眠たいのを我慢しすぎると、夜になると気が張りすぎて もっと寝られなくなったり、気力で空腹を我慢しようとすると、胃に負担が掛かりすぎて食事時に 胃が十分動けなくなるから栄養が摂れにくくなったりします。

 

体力に合った生活をするためには、5分でも10分でも昼寝をし、胃に負担を掛けないように少量の食事を こまめに摂った方が良いです。

 

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