「最近 物忘れが激しくなったなぁ。」・・・それ、ウソかも?
あなたは カギをかけたかどうか を忘れたのではない。
約束の時間ギリギリに家を出て、しばらくしてから 「あれっ!カギかけたっけ??」
こういう経験ありませんか?
その時、思わず言ってしまうのは、「カギをかけたか忘れちゃった!」
でも、この表現、細かく言えば間違っています。
カギをかけたかどうかを『忘れた』のではなく『覚えていない』んです。
外出する時は、ギリギリまで その準備に忙しいことが多いですよね?
そして、色々しなければならない中でも、一番重要な事(いつもと違うこと)に気が行きませんか?
例えば、今から行く場所の地図を見たり、絶対に持って行かなければならない物を最終確認したり・・・。
そのため、いつもしている事への集中力が低下し、結局、自分がしたことを『覚えていない』のです。
「気合いが足りない」のではなく「集中力が足りない」
また、文字の書き間違い や 単純な式の計算間違い、約束時間の聞き間違い などをしてしまい、後でそれに気付いた時に、
「気合いが足りないから こんなミスしちゃたんだ!」と、思ったことは ありませんか?
このような単純作業のミスをした時も、カギをかけたかどうかを覚えていない時と同じで、集中力が低下していたからミスをしたのです。気合いが足りなかった訳では無いのです。
集中力が低下した理由は、
・他の事に気を取られていた
・忙しかった
・前日あまり寝られなかった
などなど、状況によって色々あるでしょうが、そのすべてに共通していることは『疲れ』です。疲れていたから集中できなかったのです。
なのに、その疲れている状況で、「気合いを入れよう!」と頑張っても、一時的には何とかできるかもしれませんが、長い目で見れば、体力が持たなくなり、気力も落ち込み、もっと集中力が低下してしまうかもしれません。
物忘れが激しくなったと感じるのは、病気ではなく疲れかも?
つまり、『物忘れ』ではなく『物覚えてない』という表現の方が ぴったり合うケースの方が多いのに、
「最近、物忘れが多くなってきたなぁ。何かの病気なのかな?」と、
自分の身体が不安になり、どんどん疲れていって、ますます『物覚えてない』の症状が進行する・・・という悪循環にハマってしまう方が おられます。
家を出る時に「私は今、こうやってカギをかけました!」と言ってカギをかけたのに、後で「覚えていない」とか、
計算をしている時に「1たす1は2です。」と言いながら計算したのに3と記入した
・・・なんて事があれば、それは何かの病気かもしれませんが、そうではないのであれば、みなさんが経験したであろう『物忘れ』は『物覚えていない』であり、それは、病気ではなく疲れです。
疲れをとるためには、寝るのが一番ですが、疲れすぎて眠れない・緊張状態で眠れない など、上手く寝られない時には、漢方薬が おススメです。体力を過信せずに、適度な休息をとるように心がけましょう。
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