疲れている時に考えたことは、絶対に実行してはいけない理由
体力・気力 / 幸せグラフ ?
人の感情は数値化できませんが、一般的に「幸せだなぁ」と感じる時は元気な時で、逆に 疲れ切っている時は幸せを感じる余裕が無いことが多いのではないかと思います。
一方、今が どんなに幸せでも「もしも・・・になったら?」と、良くないことが脳裏に浮かんできたりしませんか?
これを、無理矢理にグラフ化してみると以下のようになります。
このグラフの言いたいことは、我々は、
①体力・気力が充実しているほど(棒グラフの高さが高いほど) 今が幸せと感じる
②現時点よりも ついつい不幸な事を想定してしまう傾向がある
ということです。
例えば、「もしも、宝くじで5億円当ったら・・・」と考えたとしても、頭の奥には「そんなことあり得ないけどね。」って思いませんか?
一方で、「今、風邪ひいたらどうしよう?」とか「急にお腹が痛くなったらどうしよう?」とか考えた時は、「あり得るかも?」って思ってしまうものです。
これは、「今より ちょっと不幸なこと」を想像することで、日々 そうならないための対策を考え、現状を維持しようという一種の防御反応なのかもしれません。
幸せの比較
ということは・・・
(次のグラフを ご覧ください。)
体力・気力が充実している人の「今より ちょっと不幸なこと」と、体力・気力が衰弱している人の「今より 幸せなこと」を比べると、もしかしたら前者の方が【幸せ度】が高いかもしれません。
また、体力・気力が かなり衰弱している人の「今より ちょっと不幸なこと」は、とんでもないくらい不幸なことかもしれないのです。
例えば、疲れている時に悩んでいたことを、後日、元気な時に思い出して「あの時、なんで あんなに悩んでいたのだろう?」と感じたことは無いですか?
逆に、自分でもゾッとするようなことが思い浮かんだ時、「いけない、いけない。自分は疲れているだ。」って思うこともありませんか?
一晩ぐっすり眠るだけでも 体が受けるストレスの度合いが減少するかもしれないので、疲れている時に考えたことは、絶対に実行してはいけないのです。
※ 余談ですが・・・。
あまり良い例えでは無いですが、たまに刑事ドラマで『厳しい取り調べで、無実の人が やってもいない罪を自白するようなシーン』を見ることがありますが、〈疲労困ぱい状態なのに休ませてもらえない〉という、いわば拷問状態に晒された時の心理状態は、「こんなに辛い思いが長く続くのなら死んだ方がマシだ。」というレベルにまで追い詰められているから ウソの自白をしてしまうのだと推測されます。(だから、疲れている時に考えたことは、絶対に実行してはいけないのです。)
ぐっすり眠るためには・・・
疲れすぎている時や悩み過ぎている時は、「ぐっすり眠りなさい」と言われても 簡単に眠ることが出来ないから困っています。
そういう時は、適度な運動・マッサージ・半身浴などで全身の血流を改善させるように行動したり、『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』などの漢方薬を服用したりして身体をリラックスさせる努力をすることを考えた方がいいです。
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