「眠いから眠い」って・・・？

 

みなさんは、昼食を食べた後に、猛烈に眠くなった事はないですか？そして、そんな時「今 眠っちゃうと、夜 眠れなくなるから我慢しよう」とした事はないですか？

 

食後眠くなる理由は以前の投稿で書きましたが、要は、今まで気付かなかった疲れを感じることが出来たという意味では、『良い反応』というか『当然の反応』だと思ってください。つまり、「眠いから眠い」のです。

 

 

今回、注目したいのは、「今 寝ちゃうと、夜 眠れなくなっちゃう」ということが正しいかどうかです。

 

 

 

寝るのを我慢しちゃうと・・・？

 

「今 寝ちゃうと、夜 眠れなくなっちゃう」は、「眠いのを我慢している」ということです。

寝るのを我慢するためには、交感神経を働かせて「テンションを上げる」必要があります。

そして、交感神経の働きにより、脳以外のほとんどの血管が収縮して、内臓や全身の筋肉への血流が悪くなります。（詳しくは、こちら）

つまり、（疲れて眠いのに）もっと疲れることをしている・・・という状況になってしまっているのです。

 

こんな状況で頑張っても、効率のいい働きは出来にくいでしょうし、そのペースで夜まで突っ走る行為は「スタミナが残っていないのにラストスパートをし続けている状態」なので、どんどん疲れていきます。

そして、やっと夜 寝る時間になったのに、テンションが高ぶり過ぎていて、なかなかリラックスできずに却って眠れない・・・なんてことになるのです。

 

 

どうしても外せない仕事や、休む時間が無い状況なら仕方がないですが、逆に、そういう事態に直面した時にも動けるような『火事場の馬鹿力』を貯めておく必要があるので、昼食後に眠くなったら、出来るだけ身体を寝かしてあげた方が良いです。

「今 眠っちゃうと、夜 眠れなくなるから我慢する」のではなく、「今 眠っちゃえば疲れが取れるから、最悪、夜 眠れなくても体力が貯まる！」と思って行動した方が ずっと良いです。

 

 

 

『ぐうたら人間』になっちゃう？？

 

と、ここで、（そういう生活をすることが出来たとして、）みなさんが恐れてしまう事は、「そんな生活を続けてたら『ぐうたら人間』になっちゃうんじゃないか？」という事ではないでしょうか？

しかし、安心してください。

我々は「眠いから眠い」のです（！）。ということは、「眠くなかったら眠くない」のです（！！）

・・・なんか、哲学的になってきましたね。（でも、そんな難しい話ではありませんので ご安心ください。笑）

 

これも以前の投稿で書きましたが、生後まもない赤ちゃん～３歳児くらいまでは、我々と比べて体力（底力）が無さ過ぎるから、不規則な時間に物を食べたり数時間寝たりすることで、体力が無い状況で一番効率の良い『体力の貯め方』をしていると言えます。

そして、体力が貯まったら「いっぺんに食べ、長く寝る」といった、もっと効率の良い貯め方が出来ます。

だから、

（体力の少ない）３歳児は昼寝をしないと逆に夜泣きをしてしまいますが、（体力のある）高校生は昼寝どころか徹夜しても大丈夫なのです。

 

 

あなたが「昼寝をしたい」と思ったとしたら、その瞬間の疲労度は３歳児と同じ状況かもしれません。そして、（３歳児なりの）体力を貯める生活をしていけば、絶対に、昼寝をしたくなくなるハズです。

 

 

言葉が悪くて恐縮ですが、『ぐうたら人間』になる人は、こういうことで悩みません。（その前に なっています。）

ですので、「サボる」のではなく、堂々と「休息」してください。

 

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