「えっ 今さら?」でも、あなたの知らない『肩コリ』
肩コリの4大原因と肩コリ痛の関係
首から肩~背中(肩甲骨周囲)の部分が、重い / だるい / 動かすと痛い などの症状がある時、「肩コリ(痛)がヒドい」などと言いますよね?
肩がコる原因で多いのが『長時間の同一姿勢』『眼精疲労』『運動不足』『ストレス』によるもので、これらは〈肩コリの4大原因〉とされています。
しかし、厳密に言えば、肩コリの原因 と 肩コリ痛の原因 は違います。(というか、痛みの発生は、その先の反応です。)
肩コリの悪循環(その先)
肩コリ痛は、以下のサイクルを経て悪化していきます。
前述の〈肩コリの4大原因〉などによって、まず、①筋肉が疲れて硬くなります。
すると、②固くなった筋肉によって血流が悪くなり、③痛み物質と呼ばれる〈炎症のもと〉が肩の周辺の血管内に溜まっていきます。
この『痛み物質』のために、肩の筋肉に『炎症』が発生することで④肩の痛みが生まれ、痛みをかばって肩を動かさないようにするから 余計に ①肩の筋肉が硬くなっていきます。
つまり、肩コリ痛の直接的な原因は③痛み物質による肩の周囲の筋肉の炎症なのです。
とは言え、肩の筋肉の硬直によって痛み物質による炎症が生じているのだから、筋肉の硬直を治す治療をすること自体は間違っていません。
しかし、マッサージや整体などに行くと、施術中~直後は気持ち良かったけれど、すぐに元に戻ってしまった・・・などという経験はありませんか?
ちゃんと治療しているのに肩コリ痛が一向に改善しないのは、肩コリの悪循環が進み過ぎてしまって筋肉の硬直が取りきれず血行改善まで至っていないからです。
また一方で、施術を強くやりすぎてしまうと、筋肉の線維や筋肉の周りの毛細血管が切れてしまい、逆に鈍い痛みが生じて筋肉が ますます硬直していく事もあります。(これが『揉み返し』です。)
肩コリ痛の一番有効な治療法は?
前述のように、肩の筋肉の硬直を(直接的に)ほぐすこと ばかり考えるのは得策ではありません。
肩コリ痛の治療法は、兎にも角にも『血行改善』です。つまり、肩コリは肩の筋肉の酸欠状態が続いて痛くなっていると考え「どうやって効率的に肩の筋肉に酸素を与えるか?」が重要になってきます。
適度なマッサージ や 適度な運動、鍼灸治療などを定期的に行う事も効果的ですが、もっと効率の良い治療法は、実は『十分な睡眠を摂る事』なのです。
ある報告では、6.5~8時間の睡眠により 筋肉の硬直が修復されていると言われています。
ということは、肩コリ痛には血行を改善させる&眠りを深くさせる働きのある漢方薬を服用しながら上記のような治療や生活をして、できるだけ良く寝る事が一番効率的です。
(漢方治療)+(マッサージ や 鍼灸治療など)の組み合わせにより、1+1が3にも4にもなっていきます。
是非、お試しください。
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