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胃腸系

胃の働きを真剣に考えると自転車の動きが見えてくる?

この記事の所要時間: 258

健康に生きるための秘訣は?

 

少々オーバーに言うと、我々は どんな状況にも対応して生き続けるために、内臓が 栄養を摂り入れたり色々なホルモンを分泌したりして働いています。

この内臓の働きが活発なほど元気でいられるので、内臓に負担を与えない生活こそが健康の秘訣です。

今回はその中でも胃の働きに注目してみます。

 

 

胃の働きを真剣に考えよう。

 

胃の働きは、もちろん 食べ物を消化して腸へ送ることで、それには だいたい4~5時間かかります。

 

胃は、内臓の中で一番悲鳴をあげやすい臓器と言われます。

毎日食べ物を休みなく消化しているので 少しでも動きが悪くなったら すぐに分かるからです。

 

では、動きの悪い状態って、どういう時でしょうか?

私はその説明をする際、いつも【自転車を漕ぐ時】を例にします。

 

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自転車って動き始めは すごく力が要りますよね?

同様に胃も動き始めは すごく力が要ります。
(寝起きに焼肉なんて とてもじゃないけど食べられません!)

 

自転車は加速がついたら止まりそうになった時だけ漕げば良いし、ある程度の坂道なら漕ぎ始めのような体力までは必要としませんよね?

これを胃の動きに当てはめると、朝は もたれてたけど胃の動きが全開になった昼には少々消化の悪い肉料理も食べられる、ということになります。

 

そして、自転車が止まりそうになった時というのは、胃が空っぽになりそうな時に相当するので、食事をして4~5時間後くらいに食べるのが胃に負担が掛かりにくい行為なのです。

 

 

赤信号に ご注意を

 

でも、朝食~昼食は4~5時間をキープできても昼食~夕食は中々難しいですよね。
(12時に食べたら、17時??)

多忙などによって夕食が20時、21時と遅くなればなるほど、胃の動きは止まりきってしまいます。

自転車で例えるなら、良い調子で走っていたのに急に赤信号で止まらされるような感じです。

 

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朝よりも夕方の方が疲れているのに、ここからまた自転車を漕ぎ始める(=胃を再び動かし始める)のは至難の業です。

(頭は冴えているので中々気づきませんが)疲労度によっては、朝方よりも夕方の方が胃の動きが落ちているかもしれません。

 

そんな時に、肉や魚を食べ、そしてすぐに寝てしまうと胃に負担がかかるし、逆に、何も食べないと胃酸がずっと胃の中に存在して食べ物と混ざらないから胃の壁が荒れてしまう・・・

 

翌朝、胃が もたれるのは、ある意味、当然ですね。

 

 

胃に負担を掛けないためには、

① 朝は消化の良いもの(お粥 や ヨーグルトなど)を食べる。

② 4~5時間おきに何かを食べるように心がける。
(時間がない時は、ウイダーのようなゼリー飲料が消化に優しく栄養が摂取しやすいので おススメ。)

③ 寝る2~3時間前には食べ物を食べない or 消化の良い物を少量にとどめておく。

などの行動が重要です。

 

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