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むくみ

【喘息】の3つの「なぜ?」~西洋治療 vs 漢方治療

この記事の所要時間: 38

喘息の原因

 

喘息は『気道(とくに気管・気管支)の粘膜に炎症反応が起こることによって、痰などの分泌物が増加したり むくんだりした結果、気道内腔が細くなり発作性の呼吸困難・喘鳴・咳を繰り返す病気』です。

 

この気道の炎症の理由は、さまざまで、

①タバコの煙や排気ガス、ハウスダストなどのアレルギー性物質によるアレルギー反応

②温度の変化・気圧の変化・激しい運動・寝不足などの環境要因

③細菌・ウィルス感染やアスピリンなどの薬剤

などが引き金になっていると言われています。

 

 

喘息の3つの「なぜ?」

 

①なぜ小児に多いの?

小児の気道はまだ未熟で体力も無いために気道内腔が細くなりやすいからと言われています。

小児喘息のうち約1/3は成人しても喘息の症状が続き、残りの約2/3は成長にしたがって気道内腔が大きくなったり体力がついたりして症状が消失しますが、そのうちの約半数は大人になって再発すると言われており、また、最近では大人になってから初めて発症する人も増えています。

これは、大人になってからの環境要因や体力の低下などが関係しているのかもしれません。

 

②なぜ発作は夜中~明け方に多いの?

ある調査によると喘息発作の実に90%以上が〈夜間~明け方〉の時間帯に発生しています。

我々が寝ている時やリラックスしている時は、副交感神経が働いていますが、実は、副交感神経の働きの中に『気道の周りを覆っている筋肉(平滑筋)を収縮させる』という働きがあります。

つまり、リラックスしている時に、気道が収縮して気道内腔が細くなりやすいのです。

また、他にも、成人は唾液などの分泌物を1日に約200ml程度分泌していますが、寝ている時は それを飲んだり吐いたりしにくいので、気道内に溜まり気道内腔が細くなるから。とか、明け方の冷え込み時に気道が収縮しやすい。などの説もあります。

 

③なぜ発作の出やすい時期があるの?

1年のうち喘息症状が最も多く見られるのは9月中旬~10月です。

花粉症シーズンや梅雨時なども発作が出現しやすいですが、筆者の経験上、大学病院勤務時代、秋口に当直していると毎晩喘息発作の患児が来院され、それも、入院治療が必要なくらい重い症状の方が多い印象があります。

これは、前回投稿した気圧の変化が大きく関与していると思います。(下記の関連記事を参照)

 

 

西洋の治療法と漢方の治療法のちがい

 

西洋学的治療の二本柱といえば『気管支拡張剤』と『ステロイド』です。

気管支拡張剤は文字通り気管・気管支を拡張させることで空気の通りを改善させる効果があり、ステロイドは『抗炎症作用』という炎症を抑える作用が強いので気道のむくみを抑える効果があります。

 

しかし、これらは、治療というよりは(薬が効いている時だけ)症状を抑えているに過ぎません。

 

 

一方、漢方では、気道の分泌量を抑える(=水毒※体質を改善させる)漢方薬を使います。(※水毒については、下記の関連記事を参照)

 

分泌物が少なくなり、むくみにくくなれば、発作が出現しにくくなります。

もちろん、西洋薬と漢方薬の併用は可能で、むしろ、西洋薬の使用量を減らして副作用を抑えることができるかもしれません。

 

〈参考記事〉

予知能力者?雨が降るのが分かる人に共通する体質とは?

 

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